江陵原州大人文学研究所では最高裁判所傘下の裁判所記録保存所に所蔵された1895年4月から1908年3月までの民事判決文を一般人が見ることができるよう学界で初めて原文を脱草・入力して訳註を付けて現代文で翻訳した翻訳書を出版した。甲午改革・大韓帝国期漢城裁判所、高等裁判所、平理院、京畿地域裁判所、忠清地域裁判所、江原地域裁判所などで出した約5,000件の民事判決文が載せられる。今まで近代民事判決文は韓国人の民事裁判手続き、法生活などを把握することができる唯一の資料だったにもかかわらず、学界ではこの資料を活用して研究することができなかった。その理由は2008年度に初めて判決文一部が公開され、該当の判決文が判読しにくい草体で作成されたことが多かったからである。